文 Columnist Kim Mi-hee

介護する人の息は、なぜこんなにも浅くなるのでしょう
介護とは、いつも「次」を準備する営みです。薬を飲む時間、食事の支度、病院の予約、トイレの付き添いまで、頭の中にやるべきことがずらりと並んでいると、体は自然と緊張した状態でこわばっていきます。そんなとき、私たちの息は知らず知らずのうちに肩のあたりだけで短く上下するようになりますね。深く吸い込む余裕もなく、浅く、せわしなく続く息が一日じゅう続いていくのです。
その光景は、おそらく見慣れたものでしょう。お母さんを支えて座らせてさしあげ、乱れた布団を整え直し、冷めた汁物を温めに台所へ引き返す、その瞬間にも、私たちは一度もきちんと息を整えられずにいます。夕方になってやっとソファに腰かけると、そこで初めて胸の真ん中が苦しく、肩がこわばっていることに気づきますね。体が送るそのサインは、「あなたも少し労わってほしい」という静かなお願いなのかもしれません。
だから私は、大げさなことをおすすめしません。ただ一日のうちにたった一度、浅くなった息に気づいて、もう少し深く吐いてみる。それだけでも、体の緊張がほんの少しほどけていくのを助けてくれることがあります。息は、私たちが最も手軽に、何の道具もなく自分自身に手渡せる慰めなのですから。
「3分」という時間に込めた意味
3分をおすすめするのには理由があります。介護をされている方に「30分瞑想してください」「運動を始めましょう」と言うと、その言葉がかえってもう一つの宿題になってしまうことがありますね。できなかった自分を責めさせてしまう慰めは、慰めではありません。だから、決意しなくてもそっとやり遂げられる、負担のない長さがまさに3分なのです。
3分は、汁物が温まる間に、洗濯機が最後に回っている間に、お母さんがちょっとうとうとされている合間にも取れる時間です。どこか特別な場所へ行く必要もありません。台所の窓辺に立って、あるいは座ったそのままの場所で、目を半分ほど閉じて、息だけに心を置けばいいのです。短いからこそ、かえって毎日続けやすく、毎日続けるからこそ、少しずつ体に染み込んでいくことができます。
何かを「やり遂げなければ」ではなく、「しばらく立ち止まってもいい」という許しとして、この時間を受け止めていただけたらと思います。3分の間に世界は崩れませんし、ご両親も安全です。その短い立ち止まりが、残りの一日を持ちこたえる力になってくれることがあります。
窓辺のハーブティー一杯、香りで心をいたわる時間
息を整えるとき、そばに温かいお茶が一杯あると、その時間がぐっとやわらかくなります。私は、朝の光が差し込む窓辺に、カモミールやペパーミントのようなハーブティーを淹れておくことがあります。カップから立ちのぼる湯気をそっと眺めながら、そのほのかな香りを鼻先でゆっくり吸い込むと、心が少しゆるんでいくのを感じます。香りは何かを治すのではなく、今この瞬間の気持ちを静かにいたわってくれるものですね。
必ずしもお茶でなくてもかまいません。そばに置いた小さな鉢の葉を指先でそっとこすって、その草の匂いを嗅いでもいいですし、お気に入りのハンドクリームを手の甲に伸ばしながら、その香りにしばしとどまってもいいのです。大切なのは、ほんの少しでも「自分の感覚」に集中することです。人に向かって一日じゅう張りつめていた神経を、しばし自分自身の鼻先や指先へ連れ戻す時間なのですから。
こうして香りとぬくもりを添えると、3分間の呼吸が、ただの息づかいではなく、小さな自分いたわりの儀式になります。毎日同じ場所、同じ香りでこの時間を繰り返していると、その香りを嗅ぐだけで、心が「もう休んでいい時間なんだな」と気づくようになりますね。その慣れ親しんだ一つの合図が、疲れた一日に小さな読点を打ってくれます。
完璧でなくても大丈夫、という気持ちで
3分間の呼吸をしていると、あれこれと考えが押し寄せてくるでしょう。今日病院で聞いた言葉、きょうだいと交わせなかった話、明日やるべきことが、目を閉じたとたんに次々と浮かんできますね。そんなとき、「私はどうしてこんなこともきちんとできないのか」と自分を責めなくても大丈夫です。考えが浮かぶのはごく自然なことで、ただもう一度、息へと心を連れ戻せば、それで十分なのです。
介護をされている方は、とりわけ自分に厳しいものです。もっとよくお世話できなかった気がして申し訳なく、いらだち混じりの一言に、長く心が重くなりますね。その心の重さを、よく分かっています。けれど、疲れきった状態では、誰も長くは介護できません。自分の息をまず整えることは、わがままなのではなく、そばに長く寄り添うための準備なのです。
ですから、3分がある日は1分で終わっても、ある日は忘れて過ぎてしまっても、自分を責めないでください。翌日、また窓辺に立てばいいのです。完璧にやり遂げることが目標なのではなく、自分を忘れずに、ときどき振り返るその気持ちそのものが、今日の実践なのですから。
今日の心ケア実践
★☆☆今座っているその場所で、肩を一度大きく上へ上げてから、「ふう」と声を出してストンと落とします。ちょうど三回だけやってみてください。肩にこもっていた緊張を下ろすことで、体がぐっと軽くなるのを助けてくれることがあります。
★★☆窓辺に立って、鼻から四つ数えながらゆっくり吸い込み、口から六つ数えながら長く吐き出します。これを3分間くり返してください。吐く息を長くすると、体の緊張がやわらかくほどけていくのを助けてくれることがあります。
★★★お気に入りのハーブティーを淹れて窓辺に置き、立ちのぼる湯気と香りを感じながら、上の呼吸を続けます。香りとぬくもりを添えると、この時間が、毎日また戻ってきたくなる自分だけの休みとして根づいていくのを助けてくれることがあります。
ハーブティーや香りは、気持ちをいたわる程度に軽く楽しんでいただき、アレルギーがある方や飲んでいるお薬がある方は、新しいお茶を口にする前に、気軽に尋ねられるところで一度確認してみてください。体がひどく重かったり、気持ちが長く沈んだままだったりするときは、一人で抱え込まず、身近な人に心を分かち合っていただけたらと思います。
For more heart-care stories, visit the Korea Self-Healing Association.
Kim Mi-hee is an aromatherapist and columnist with the Korea Self-Healing Association. Drawing on her own experience of caring for aging parents, she writes to comfort the hearts of caregivers. The Korean Today, Nam-Incheon.
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“Today, a heart that cares for me.”
Korea Self-Healing Association
[ キム・ミヒ記者: incheonsouth@thekoreantoday.com ]
地域広報大使に応募 支局長に応募 コリアントゥデイ 仁川南部
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