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コラム 김미희

非暴力コミュニケーション、親との対立を減らす話し方

観察、感情、必要、要望 — 四つの歩みで心を伝える練習

掲載 記事番号 54954
ウィア先生の心ケア・シグナル · 第 7 回

文 Columnist Kim Mi-hee

ウィア先生の心ケア・シグナル
薬を飲み忘れたご両親につい声を荒げてしまい、部屋のドアを閉めてひとり溜め息をついたことがあるかもしれません。うまくやりたくて口にした言葉なのに、なぜかぶつかってばかりで、介護する側の心はどんどん重くなり、会話はしだいに短くなっていきます。今日は、そのすれ違いを少し違うやり方でほどいていく話し方を一つご紹介したいと思います。

言葉がすれ違ってしまう理由

ご両親を介護していると、同じ言葉を何度も繰り返す瞬間がやってきます。薬を飲んでくださいという言葉、転倒に気をつけてという言葉、病院の予約を忘れないでという言葉。最初は柔らかく始めた言葉も、三度目、四度目と繰り返すうちにいつしか刺々しくなり、ご両親もその刺々しさを真っ先に感じ取ってしまわれます。すると防御的な反応を返されたり、そもそも会話を避けられるようになったりして、こちらは「どうしてあんなに意固地になられるのだろう」という寂しさばかりを募らせてしまいます。

こうしたすれ違いは、愛情が足りないからではなく、会話そのものの枠組みが評価や指示に凝り固まってしまっていることから生じる場合が多いのです。「どうしてまた飲まなかったんですか」「何回言えばわかってもらえるんですか」といった言葉には判断がまず乗ってしまっているため、聞く側は自分が間違っているという感覚から受け止めることになります。ご両親の立場からすれば、身体が以前のようにいかないことだけでも辛いのに、子どもに叱られている気分まで加わるのですから、心の扉を閉ざしてしまわれるのも自然なことです。結局、同じ言葉を口にしても、伝わる心はまったく正反対になってしまうわけです。

非暴力コミュニケーション、耳慣れないが単純な枠組み

非暴力コミュニケーション(NVC)は、マーシャル・ローゼンバーグという学者がまとめた対話の枠組みで、名前こそ耳慣れないものの、構造は意外なほど単純です。観察、感情、必要、要望という四つの段階を順に踏みながら言葉をかけていく方法で、私はソーシャルワークや介護の現場で、この枠組みを対話の技法であり、ケアの技法としてたびたび活用してきました。心理療法ではなく、誰もが学んですぐに使ってみられる話し方の練習に近いものです。

四つの段階を簡単に説明するとこうなります。観察は判断を交えず、あるがままの事実を語ること、感情はその状況で自分が感じた気持ちを見つめること、必要はその感情の下にある本当の願いを確認すること、要望はその願いを具体的で柔らかいお願いに変えて伝えることです。この順序をたどっていくと、「あなたが間違っている」という言葉の代わりに、「私はこういう気持ちだから、こうお願いしたい」という言葉へと自然に移っていきます。完璧に暗記して使わなくても、この四つを順序として心の中に留めておくだけで、会話の温度が変わっていくのを感じられるはずです。

観察と感情 — 判断を手放す練習

最初に練習すべきは観察です。判断の混じらない事実だけを語ることですが、これが思いのほか簡単ではありません。「お父さんはいつも意固地だ」の代わりに「お父さん、今朝お薬を飲まれませんでしたね」と言うのが観察です。「いつも」「意固地」といった言葉にはすでに評価が込められていて、相手は反論したくなりますが、事実だけを含んだ文章は、相手が否定する余地なく受け入れやすいのです。

次は感情を付け加える段階です。「お薬を飲まれませんでしたね」の後に「私は心配です」と続けてみるのです。ここで大切なのは、感情と考えを区別することです。「軽んじられているようだ」というのは事実というより考えに近く、「寂しい」「心配だ」「悲しい」といった言葉が本当の感情に近いものです。食卓でおかずを残されるご両親を見て「どうしてこんなに食べないの」と言い放つ代わりに、「たくさん残されて心配になります」と言ってみると、同じ状況でもご両親の表情が少し和らぐのを目にできるはずです。

必要と要望 — 心を伝えてお願いすること

感情の次は、その感情の下にある必要、つまり本当に願っていることを確認する段階です。心配だという感情の下には、たいてい「元気に長く一緒にいてほしい」という必要があります。この必要を声に出して言うだけでも、会話の性格は変わってきます。「どうして薬を飲まないんですか」という詰問ではなく、「お父さんの健康が心配だからです」という言葉は、相手を追い詰めることなく、自分の心をまるごと伝えてくれます。

最後の段階である要望は、具体的で実行可能なお願いで締めくくることです。「これからちゃんとしてください」といった漠然とした言葉の代わりに、「明日からは朝食の後に、私が電話でお薬を飲まれたか伺ってもいいですか」というように具体的にお願いすると、ご両親も何をすればよいのかはっきりわかり、応じるか断るかもご自分で決めることができます。要望には強制ではなく、相手の選択権が残されていることが肝心です。こうして四つの歩みをすべてつなぐと、「今朝お薬を飲まれませんでしたね。私は心配です。お父さんに元気で長くいてほしいという気持ちからです。明日から朝、電話でお伺いしてもいいですか」という一つのまとまった文章ができあがります。

介護の現場で、そして自分自身にも

この枠組みはご両親に対してだけでなく、兄弟姉妹と介護を分担するとき、介護士や付き添いの方とやり取りするときにも同じように役立ちます。「お姉ちゃんはどうして一度も来ないの」の代わりに、「先月、私一人で三回病院にお連れしました。とても大変でしたし、一緒に分かち合いたい気持ちです。来週火曜日の診察に一緒に行っていただけますか」と言ってみると、非難の代わりにお願いから会話が始まります。相手も防御する必要なく、こちらのお願いをそのまま受け止められるようになります。

そしてこの四つの歩みは、ご両親にだけ使うものではなく、自分自身にも向けてみることができます。一日中介護に疲れた自分に向かって「どうしてこんなに我慢が足りないんだろう」と責め立てる代わりに、「今日は三回も怒ってしまったな。とても疲れていたし、私も休みたい気持ちだったんだな。今晩は十分だけでもひとりで座っていよう」と自分自身に語りかけてみるのです。介護する人の心もまた、同じように観察され、感じ取られ、必要を認められる資格があるのですから。

今日の心ケア実践

★☆☆今日、ご両親に伝えたい言葉を一つ思い浮かべてみてください。話す前にひと呼吸置いて、大きく息を吸って吐きながら、その言葉の前に判断する言葉(いつも、なぜまた、意固地)が入っていないか確かめてみましょう。判断の言葉を事実の文章に置き換えて言ってみるだけでも、会話の始まりが柔らかくなることがあります。

★★☆一日に一度、手のひらを胸にそっと当てて、今の自分の感情を一言で言ってみてください。心配だ、寂しい、ありがたい、といった単純な感情の言葉で十分です。感情に名前をつけて言葉にする習慣は、心を整理し、次に発する言葉を穏やかにしてくれるでしょう。

★★★余裕のあるときには、椅子を二つ向かい合わせに置き、その間に小さな花や鉢植えを一つ置いてみてください。ご両親と並んで座るよりも向かい合って座り、午後の光が差し込む時間に、今日一日あったことを観察・感情・必要・要望の順で一文ずつゆっくり話してみる練習をしてみましょう。空間を変える小さな儀式が、会話への心構えも一緒に変えてくれるはずです。

そっとひとこと
この話し方は一朝一夕には身につかないので、最初は不慣れでも構いません。対立が深かったり、感情が高ぶる状況が繰り返されたりするようであれば、この記事の対話技法とあわせて、専門の相談機関や地域の福祉センターの助けを借りるのも良い方法です。
完璧な文章を作ることよりも大切なのは、ご両親と自分との間に、判断ではなく心が行き交う瞬間を一つずつ増やしていくことでしょう。今晩向かい合って座る、そのわずかな時間が、次の対立を少しだけ痛みの少ないものにしてくれるかもしれません。この記事がその小さな始まりの一助になれば幸いです。

For more heart-care stories, visit the Korea Self-Healing Association.

文 Columnist Kim Mi-hee
Kim Mi-hee — aromatherapist, social worker, certified care worker, and hospital companion manager — draws on her own experience caring for aging parents to write practical, useful guidance for caregivers in the same situation. The Korean Today, Nam-Incheon.

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[ キム・ミヒ記者: incheonsouth@thekoreantoday.com ]

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Kim Mi-hee 記者

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